「デグーってどんな動物?」「ハムスターやチンチラと何が違うの?」そんな疑問を持つ方はとても多いです。デグーは近年ペットとして人気急上昇中の小動物で、その高い知能と社交性から『小さな犬』とも呼ばれています。この記事では、デグーの基本情報から身体的特徴、性格、他の小動物との違い、飼う際のメリット・デメリット、注意点まで徹底的に解説します。飼育を検討している方もそうでない方も、ぜひ最後までお読みください。
デグーとは|30秒でわかる基本情報

デグーは南米アンデス山脈に生息するげっ歯類の一種で、正式名称はOctodon degus(オクトドン・デグス)といいます。
近年、その愛らしい見た目と高い知能・社交性から、日本でも人気のペットとして注目されています。
チンチラやハムスターと同じげっ歯目に属しますが、行動パターンや性格は大きく異なり、飼い主との深いコミュニケーションが楽しめる動物です。
一言でいうと「アンデス山脈出身の社交的なげっ歯類」
デグーを一言で表すなら、「アンデス山脈出身の社交的なげっ歯類」です。
チリのアンデス山脈の乾燥した草地や岩場に生息し、野生では数十頭の群れを形成して生活します。
その社会性の高さは小動物の中でも群を抜いており、仲間同士や飼い主とのコミュニケーションを非常に重視します。
人間に例えると、犬に近い愛情表現をする小動物といえるでしょう。
基本データ早見表【寿命・大きさ・体重】
デグーの基本スペックを以下の表でまとめました。飼育前の参考にしてください。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 分類 | げっ歯目 デグー科 |
| 原産地 | チリ(アンデス山脈周辺) |
| 体長 | 約13〜20cm(尾を除く) |
| 体重 | 約170〜300g |
| 寿命 | 約5〜8年(飼育下) |
| 活動時間 | 昼行性(日中に活動) |
| 鳴き声 | 多彩(約15種類以上) |
| 適温 | 20〜25℃ |
寿命は飼育環境や食事管理によって大きく変わります。適切なケアを行えば8年以上生きる個体もいます。
「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれる理由と名前の由来
デグーは英語圏で「Singing Mouse(歌うネズミ)」とも呼ばれています。
これは、デグーが非常に多彩な鳴き声でコミュニケーションを取る習性に由来しています。
喜び・警戒・甘え・威嚇など、感情に応じて鳴き声を使い分けるその姿が「歌っているようだ」と表現されてきました。
「デグー(degu)」という名前は、チリの先住民族マプチェ族の言語(マプドゥング語)で「ネズミ(mouse/rat)」を意味する「dewü」という言葉に由来するとされています。
また、学名の「Octodon」はラテン語で「8つの歯」を意味し、デグーの歯の咬耗面が数字の「8」に似ていることに由来しています。
デグーの身体的特徴|見た目でわかる5つのポイント

デグーの外見にはいくつかの特徴的なポイントがあります。
飼育前にこれらを理解しておくことで、健康管理や適切な扱い方がわかります。
オレンジ色の歯は健康のバロメーター
デグーの歯はオレンジ色〜黄色がかった色をしており、これは健康な証拠です。
この着色は歯のエナメル質に含まれる色素によるもので、チンチラなど他のげっ歯類にも見られる特徴です。
逆に歯が真っ白になっている場合は要注意です。歯が白くなるのは、カルシウム不足や不正咬合(歯並びの乱れ)のサインであることがあります。
定期的に歯の色と長さを確認することが健康チェックの基本です。
牧草(チモシー)を十分に与えることで自然に歯が削れ、不正咬合の予防になります。
器用な5本指の前足で餌をつかむ
デグーの前足は5本指で構成されており、リスに似た非常に器用な動きが可能です。
餌をつかんで食べる姿はとても愛らしく、見ているだけで癒されます。
この器用な前足を使って、穴を掘ったり、物をつかんだり、顔を洗ったりと多彩な行動をとります。
また、前足の器用さを活かしてパズルフィーダーなどのおもちゃを使った知育遊びも楽しめます。
長い尾と「絶対にやってはいけない」持ち方
デグーの尾は体長とほぼ同じ約12〜15cmの長さがあり、先端にふさふさとした毛のブラシ状の房があります。
絶対にやってはいけないのが、尾をつかんで持ち上げることです。
デグーの尾は非常に繊細で、引っ張られると皮膚がむけてしまう「脱皮現象(デグロービング)」が起こることがあります。
これは野生での天敵から逃げるための自衛本能ですが、ペットとして飼育している場合は深刻な怪我につながります。
抱っこする際は必ず体全体を両手でしっかり支えるようにしましょう。
大きな耳と優れた聴覚で飼い主を覚える
デグーは体に対して大きめの耳を持ち、高周波の音を聞き取れる優れた聴覚を持っています。
この聴覚の高さにより、飼い主の声のトーンや足音を覚え、近づくだけで反応するようになります。
慣れてくると、飼い主の声に呼応して鳴き返すようになり、まるで会話しているかのようなやりとりが生まれます。
耳の内側が汚れていると外耳炎になることがあるため、定期的な観察が必要です。
柔らかい毛並みと砂浴びの習性
デグーの被毛は短くなめらかで、触り心地は柔らかいのが特徴です。
毛色は野生種では茶色がかったグレーが一般的ですが、ペットとして流通している個体にはブルー、サンド、アグーチなど多様なカラーバリエーションがあります。
デグーは砂浴びで毛並みを清潔に保つ習性があります。チンチラ用の砂を使って週に2〜3回ほど砂浴びをさせると、毛のべたつきや皮膚病の予防になります。
水浴びはストレスや皮膚トラブルの原因となるため、基本的に水で洗う必要はありません。
デグーの性格と行動|「小さな犬」と呼ばれる理由

デグーが「小さな犬」と呼ばれる最大の理由は、その高い社会性と飼い主への強い愛着にあります。
小動物の中でも突出してコミュニケーション能力が高く、飼い主との関係構築を楽しめる点が多くのファンを魅了しています。
社会性が高く人に懐きやすい【懐くまでの期間目安】
デグーは野生でも群れで生活するほど社会性が高く、ペットとしても飼い主を仲間として認識しやすい動物です。
懐くまでの期間の目安は以下の通りです:
- お迎え〜2週間:環境に慣れる時期。無理に触れず観察を優先
- 2週間〜1ヶ月:飼い主の声や匂いを認識し始める
- 1〜2ヶ月:手から餌を食べるようになる
- 2〜3ヶ月以上:肩に乗ったり、名前を呼ぶと反応するようになる
個体差はありますが、焦らず毎日少しずつ接することが最大のコツです。
昼行性だから生活リズムが合いやすい
デグーは昼行性(日中に活動する)の動物です。
ハムスターのような夜行性ペットと異なり、飼い主が活動する日中にデグーも活発に動き回るため、生活リズムが自然と合います。
朝〜夕方にかけて活動のピークがあり、この時間帯にふれあいや遊びを取り入れると、より深い絆を築くことができます。
夜間は睡眠をとるため、就寝時間帯にケージを叩いたり大きな音を出したりすることは避けましょう。
鳴き声でコミュニケーション【代表的な5種類の意味】
デグーは15種類以上の鳴き声を使い分けるといわれており、感情表現が非常に豊かです。
代表的な5種類の鳴き声とその意味は以下の通りです:
- 「ピー」「ピピッ」:嬉しい・甘えている・構ってほしい
- 「キュキュキュ」:仲間や飼い主を呼んでいる・寂しい
- 「ギッ」「ギーッ」:威嚇・怒り・痛みを感じている
- 「ププップ」「ポポポ」:警戒・危険を感じている
- 「チュチュチュ」:リラックスしている・満足している
日々のコミュニケーションを通じて、愛デグの感情をより深く理解できるようになります。
知能が高く芸を覚える|研究動物としても活躍
デグーはげっ歯類の中でも特に知能が高い動物として知られています。
名前を呼ぶと返事をする、ハンドシェイク(握手)などの簡単な芸を覚える、パズルを解くといった行動が報告されています。
また、デグーはインスリン依存性糖尿病(2型糖尿病)のモデル動物として医学研究分野でも活躍しており、その生理的特性が人間の糖尿病研究に役立てられています。
知能の高さを活かして、おもちゃやフィーダーで知育遊びをさせることがデグーのストレス解消と情操発達に効果的です。
デグーと似た動物との違い|ハムスター・チンチラ・モルモット比較

デグーを初めて知る方の多くが「他の小動物と何が違うの?」という疑問を持ちます。
ここでは代表的な小動物3種と比較し、デグーの特徴をより明確にしていきます。
【比較表】寿命・活動時間・懐きやすさで徹底比較
| 項目 | デグー | ハムスター | チンチラ | モルモット |
|---|---|---|---|---|
| 寿命 | 5〜8年 | 2〜3年 | 10〜15年 | 5〜8年 |
| 体重 | 170〜300g | 30〜200g | 400〜600g | 700〜1200g |
| 活動時間 | 昼行性 | 夜行性 | 薄明薄暮性 | 昼行性 |
| 懐きやすさ | 高い | 中程度 | 中〜高 | 高い |
| 鳴き声の多さ | 多い | 少ない | 中程度 | 多い |
| 飼育費用 | 中〜高 | 低〜中 | 高い | 中程度 |
ハムスターとの違い|寿命と社会性が大きく異なる
ハムスターとデグーの最大の違いは寿命と社会性です。
ハムスターの寿命は約2〜3年と短く、デグーの5〜8年と比べると大きな差があります。
また、ハムスターは基本的に単独行動を好む動物で、多頭飼いは縄張り争いを引き起こすことがあります。
一方デグーは群れを好む社会性の高い動物で、2頭以上で飼うことを推奨する専門家も多いです。
夜行性のハムスターと違い、昼行性のデグーは飼い主とのふれあい時間も確保しやすい点が大きなメリットです。
チンチラとの違い|サイズと飼育難易度が異なる
チンチラはデグーより一回り大きく、体重は約400〜600gとデグーの約2倍です。
チンチラは寿命が10〜15年と非常に長く、長期的なコミットメントが必要です。
また、チンチラは温度と湿度の管理が非常に繊細で、25℃以上の環境では熱中症リスクが高まります。
デグーも温度管理は必要ですが、チンチラほどシビアではなく、比較的飼育しやすいとされています。
価格面でも、チンチラは1頭3〜8万円程度とデグーより高価な傾向があります。
モルモットとの違い|運動量と食性が異なる
モルモットはデグーより体が大きく(700〜1200g)、しっぽがほぼなく、体型もずんぐりしています。
モルモットは比較的おとなしく運動量が少ないのに対し、デグーは活発に動き回り回し車や立体的な遊び場が必要です。
食性については、モルモットはビタミンCを体内で合成できないため専用食が必要ですが、デグーは糖分に敏感なため甘い食べ物(果物など)を与えてはいけません。
どちらも昼行性で懐きやすいですが、デグーのほうがコミュニケーション能力は高い傾向があります。
デグーを飼うメリット・デメリット【正直に解説】

デグーの飼育には魅力的な点が多い一方、事前に理解しておくべきデメリットも存在します。
ここでは良い面も悪い面も正直に解説します。
デグーを飼う5つのメリット
- 高い社交性でコミュニケーションが楽しめる:名前を呼ぶと反応し、飼い主の肩に乗ったり甘えたりする行動が犬や猫に近い感覚を与えます。
- 昼行性で生活リズムが合いやすい:日中に活動するため、飼い主が起きている時間帯に一緒に過ごせます。
- 知能が高く芸や名前を覚える:知育玩具で遊んだり、トレーニングで芸を覚えさせたりする楽しみがあります。
- 比較的におい が少ない:食性が草食のため、肉食系ペットに比べて体臭や排泄物のにおいが少ないです。
- 適度なサイズで飼いやすい:体重170〜300gと扱いやすいサイズで、ケージもコンパクトに設置できます。
デグーを飼う5つのデメリット【後悔しないために】
- 温度管理が必須でコストがかかる:適温20〜25℃を維持するため、エアコン等の電気代が年間を通じて発生します。
- 糖尿病になりやすく食事管理が厳しい:果物や甘い食べ物を与えられないため、食事のバリエーションが限られます。
- 対応できる動物病院が少ない:エキゾチックアニマル専門の病院が必要で、地方では特に探すのが困難です。
- 脱走・かじり癖がある:知能が高いためケージの鍵を開けたり、かじって壊したりすることがあります。
- 鳴き声がある程度発生する:コミュニケーション好きなため、特に夕方〜夜にかけて鳴くことがあります。
鳴き声はうるさい?マンションでも飼える?
デグーの鳴き声の音量は犬や猫ほど大きくなく、「小鳥程度」の音量といわれています。
ただし、複数頭飼育している場合や、かまってほしい時間帯には連続して鳴き続けることもあります。
マンションでの飼育は基本的に可能ですが、以下の点に注意が必要です:
- 管理規約で小動物の飼育が許可されているか確認する
- ケージをできるだけ壁から離して設置する
- 近隣への配慮として、鳴き声が響きやすい深夜帯のケア方法を工夫する
臭いは気になる?掃除の頻度と対策
デグーは草食性でにおいは比較的少なめですが、排泄物が放置されると衛生的に問題が生じます。
推奨する掃除頻度の目安は以下の通りです:
- 毎日:残った餌・糞・尿のついた床材の取り除き
- 週1〜2回:床材の全交換
- 月1回:ケージ全体の洗浄・消毒
床材にはペット用木材チップや牧草を使用し、吸湿性の高いものを選ぶとにおいが抑えられます。
デグーを飼う前に知っておくべき5つの注意点

デグーを飼う前には、以下の5つの重要な注意点を必ず理解しておきましょう。
これらを事前に把握することで、トラブルを未然に防ぎ、デグーも飼い主も快適に過ごせます。
温度管理が必須|適温20〜25℃をキープする方法
デグーは気温変化に非常に敏感で、特に高温と低温には弱い動物です。
理想の飼育温度は20〜25℃、湿度は40〜60%を目安にしてください。
夏場は28℃以上になると熱中症のリスクがあり、冬場は15℃以下になると低体温症の危険があります。
対策として以下を取り入れましょう:
- エアコンを年中稼働させ室温を一定に保つ
- ケージをエアコンの風が直接当たらない場所に設置
- 温湿度計をケージ近くに設置して常時モニタリング
- 外出時や夜間もタイマー設定でエアコンを稼働させる
糖尿病になりやすい体質|与えてはいけない食べ物
デグーはインスリンの分泌量が少なく、糖尿病になりやすい体質を持っています。
これが医学研究でも注目される理由の一つです。
与えてはいけない食べ物(糖分が多いもの):
- 果物全般(バナナ、リンゴ、ブドウなど)
- 野菜の中でも糖分が多いもの(トウモロコシ、ジャガイモなど)
- 市販のハムスター用おやつ(糖分が多く含まれているため)
- ナッツ類・種子類(脂肪分が高い)
- パン・クッキーなどの加工食品
主食はチモシー(牧草)とデグー専用ペレットを中心にし、おやつは無糖のハーブや低糖野菜に限定しましょう。
診てくれる動物病院が少ない|事前に探しておくべき理由
デグーはエキゾチックアニマル(犬猫以外のペット)に分類されるため、すべての動物病院で診てもらえるわけではありません。
エキゾチックアニマルに対応した動物病院は全国的に限られており、特に地方では通院距離が長くなることもあります。
お迎え前に必ず行うべき準備:
- 近隣でエキゾチックアニマル対応の動物病院を2〜3か所リストアップしておく
- 休日・夜間対応の病院も確認しておく
- 健康診断を目的に、お迎え後1週間以内に受診する習慣をつける
急な体調不良時にあわてないよう、かかりつけ医を見つけておくことが重要です。
初期費用と月間費用の目安
デグーの飼育にかかるコストを把握しておきましょう。
初期費用の目安:
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| デグー本体(1頭) | 3,000〜10,000円 |
| ケージ | 5,000〜20,000円 |
| 回し車 | 2,000〜5,000円 |
| 給水ボトル・餌入れ | 1,000〜3,000円 |
| 砂浴び容器と砂 | 1,000〜3,000円 |
| その他小物 | 2,000〜5,000円 |
| 合計 | 約14,000〜46,000円 |
月間費用の目安(1頭あたり):
| 項目 | 月額目安 |
|---|---|
| 牧草(チモシー) | 500〜1,000円 |
| デグー専用ペレット | 500〜1,000円 |
| 床材 | 500〜1,500円 |
| 砂 | 300〜600円 |
| 電気代(エアコン等) | 1,000〜3,000円 |
| 合計 | 約2,800〜7,100円 |
医療費は別途かかるため、ペット保険の加入も検討しておくと安心です。
寿命5〜8年を一緒に過ごす覚悟があるか
デグーの寿命は飼育下で約5〜8年と、小動物の中では長い部類に入ります。
この期間、毎日のエサやり・掃除・ふれあいが必要です。
旅行や出張の際には信頼できるペットシッターや預け先を確保する必要もあります。
5〜8年という時間は、進学・就職・転居・家族構成の変化など、様々なライフイベントをまたぐ可能性があります。
「最後まで責任を持って世話ができるか」を飼育前に真剣に考えることが、デグーにとっても飼い主にとっても最も重要な準備です。
デグーが向いている人・向いていない人チェックリスト

デグーはすべての人に向いているペットではありません。
自分のライフスタイルとデグーの特性が合っているかを事前に確認しましょう。
こんな人にデグーはおすすめ【5つの条件】
- 毎日ふれあいの時間を確保できる人:デグーは孤独を嫌い、コミュニケーションを求めます。1日30分以上の触れ合いが理想です。
- 日中在宅が多い人:昼行性のデグーと生活リズムが合い、活発な姿を間近で楽しめます。
- 長期的な責任を持てる人:5〜8年という長い寿命を最後まで面倒みる意志がある方に向いています。
- 温度管理にこだわれる人:エアコン完備で室温を一定に保てる環境を整えられる方。
- 知的な遊びを楽しみたい人:トレーニングや知育遊びを通じてデグーの賢さを引き出す喜びを求める方。
こんな人には向いていないかも【正直な判断基準】
- 長時間の外出・出張が多い人:デグーは社会性が高く、長期間一人にされるとストレスを感じます。
- エキゾチックアニマル対応病院が近くにない人:体調不良時に適切な医療を受けられない環境は危険です。
- 鳴き声に敏感な人や近隣との距離が近い人:鳴き声はさほど大きくないですが、頻繁に鳴くため注意が必要です。
- 飼育費用を最小限に抑えたい人:温度管理費用や医療費など、月々のランニングコストがかかります。
- すぐに懐かせたい、手軽なペットが欲しい人:懐くまでに数ヶ月かかることがあり、忍耐が必要です。
一人暮らし・共働きでも飼える?現実的な判断ポイント
一人暮らしや共働きの方でもデグーを飼うことは可能ですが、いくつかの条件を満たす必要があります。
一人暮らしの場合:
- 帰宅後にしっかりふれあい時間を作れること
- 温度管理のためにエアコンを留守中も稼働できること
- 長期不在時(出張・旅行)の預け先を確保できること
共働きの場合:
- 2頭以上で飼うことで、昼間の寂しさを軽減できる
- 帰宅後の夕方〜夜にふれあいの時間を設ける
- 自動給水器・自動給餌器を活用して管理の負担を軽減する
2頭飼いは孤独感を和らげる効果がありますが、同性同士でないと繁殖してしまうため、性別の確認は必須です。
デグーの入手方法と飼い始めるまでの流れ

デグーを迎える方法はいくつかあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
自分のライフスタイルや目的に合った方法を選びましょう。
ペットショップ・ブリーダー・里親の違いと選び方
| 入手方法 | メリット | デメリット | 価格目安 |
|---|---|---|---|
| ペットショップ | アクセスしやすい・すぐに入手可能 | 個体の背景が不明確なことがある | 3,000〜8,000円 |
| ブリーダー | 血統・健康管理が明確・相談しやすい | 数が少ない・遠方の場合もある | 5,000〜15,000円 |
| 里親 | 費用が低い・保護動物に貢献できる | 年齢や健康状態が不明な場合がある | 0〜3,000円程度 |
初めてデグーを飼う方には、アドバイスを受けやすいブリーダーまたは信頼できるペットショップがおすすめです。
健康なデグーの見分け方【購入時のチェックポイント】
健康なデグーを選ぶために、以下のポイントを確認してください:
- 目:澄んでいて潤いがある。目やにや涙が出ていないか確認
- 鼻:鼻水やくしゃみが出ていないか
- 歯:オレンジ〜黄色でそろっているか。白かったり欠けていないか
- 毛並み:ツヤがありなめらかか。脱毛や赤みがないか
- 体型:触ったときに骨が浮き出ていないか。お腹が膨れすぎていないか
- 動き:活発に動き回っているか。ぐったりしていないか
- 肛門:下痢の痕跡がないか
購入前に実際に抱っこさせてもらえるか確認し、できれば複数の個体を比較してみましょう。
お迎え初日〜1週間の過ごし方
お迎えしたばかりのデグーは環境の変化でストレスを受けています。以下の流れで丁寧に慣らしていきましょう:
- 初日:ケージに入れたらなるべく静かにしておく。餌と水だけ確認し、触れない
- 2〜3日目:ケージのそばで静かに過ごし、声をかけて存在を認識させる
- 4〜7日目:手をケージのそばに置き、匂いを嗅がせる。餌を手から渡すのを試みる
- 1週間後〜:ゆっくりと触れる練習を開始。無理に抱き上げず、デグーのペースに合わせる
お迎え後1週間以内に動物病院で健康診断を受けることも強く推奨します。
まとめ|デグーはコミュニケーションを楽しめる小動物

デグーは小動物の中でも特に知能が高く、飼い主との深い絆を築けるコミュニケーション型のペットです。
昼行性で生活リズムが合い、多彩な鳴き声で感情を伝えてくれるその姿は、多くの飼い主を魅了しています。
一方で、温度管理・食事制限・専門医の確保など、事前準備が必要な点も多くあります。
これらを正しく理解したうえで迎えることが、デグーにとっても飼い主にとっても幸せな関係につながります。
この記事のポイント整理【3つの重要点】
- デグーは高知能・高社交性の昼行性げっ歯類:南米アンデス出身で、多彩な鳴き声と犬のような愛着行動が特徴。寿命は5〜8年と小動物の中では長め。
- 飼育には事前準備と継続的な管理が必要:適温20〜25℃の維持、糖分の多い食べ物の制限、エキゾチックアニマル対応動物病院の確保が必須。
- コミュニケーションを楽しみたい人に最適:毎日ふれあいの時間を確保できる方、長期的な責任を持てる方にとって、これ以上ない魅力的なコンパニオンアニマル。
次に読むべき記事【飼い方・用品・比較】
デグーについてより詳しく知りたい方は、以下のテーマも合わせてご確認ください:
- デグーの飼い方完全ガイド:ケージの選び方から日常ケアまで詳細に解説
- デグーに必要な用品リスト:初めて飼う方向けに必須アイテムを厳選紹介
- デグーvsチンチラ どちらが飼いやすい?:2種類の動物を多角的に徹底比較
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