デグーを飼い始めたばかりの方も、長年一緒に暮らしている方も、「この子、何をしているんだろう?」と思ったことはありませんか?砂浴びで洗濯機のようにゴロゴロ回ったり、夜中に突然の運動会を始めたり、飼い主の服に強引に潜り込もうとしたり…。デグーには思わず笑ってしまう面白い行動が盛りだくさんです。この記事では、日常的によく見られる行動からレアな行動まで、15の面白い行動とその意味を徹底解説します。行動の背景にある習性を理解することで、デグーとの絆がさらに深まりますよ。
【日常編】毎日見られるデグーの面白い行動7選

デグーは非常に表情豊かでユニークな動物です。
毎日のケアをしていると、思わず「かわいい!」「なんで?」と感じる行動に何度も出会うはずです。
まずは、デグーを飼っていれば誰もが目にする7つの日常的な面白い行動を紹介します。
それぞれの行動には、デグーの本能や感情が深く関わっています。
砂浴びで大暴れ!洗濯機のようにゴロゴロ回転
デグーの砂浴びは、一度見たら忘れられないほどダイナミックな行動です。
砂浴び容器に飛び込んだ瞬間、まるで洗濯機の中の洗濯物のように激しく転がり回ります。
この行動は、毛皮に付いた余分な皮脂や汚れを砂の粒子で絡め取るための、デグーにとって非常に重要な「お風呂」です。
野生のチリ・アンデス地帯では、乾燥した砂地に体をこすりつけることで皮膚と毛並みを清潔に保ちます。
砂浴びの頻度の目安は週2〜3回程度で、1回あたり5〜10分ほどが適切です。
頻繁すぎると皮膚が乾燥しすぎるため、毎日与える必要はありません。
使用する砂はデグー専用の細かい砂(チンチラサンドなど)が適しており、猫砂や粗い砂は皮膚を傷つける可能性があるため避けましょう。
砂浴び中に「ブルブル」と震えながら転がる様子は、飼い主にとって最高のエンターテインメントでもあります。
回し車を全力ダッシュ|夜中に始まる運動会
デグーが回し車を走る速さは驚くほどで、小さな体から想像できないほどの運動量を誇ります。
デグーは薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)の動物で、早朝と夕方〜夜にかけて特に活発になります。
そのため、夜中に突然「ガラガラガラ!」と回し車の音が響き渡る「夜の運動会」は、デグー飼いの飼い主には馴染みの光景です。
デグーの1日の運動量は非常に多く、野生では1日に約5〜10kmもの距離を移動するとされています。
回し車はこの運動欲求を満たすために欠かせないアイテムです。
騒音対策としては、サイレントホイール(静音タイプ)の回し車を選ぶことで、深夜の音を大幅に軽減できます。
直径は最低でも25cm以上のものを選び、走行中に背中が曲がらないサイズにすることが腰への負担を防ぐポイントです。
回し車を全速力で走った後にピタッと止まって「どや顔」をする様子も、デグーあるあるの一つです。
足ダンダン(スタンピング)で不満を主張
デグーが後ろ足で床をドンドンと踏み鳴らす行動を「スタンピング(足ダン)」と呼びます。
この行動は、デグーが何らかの不満や警戒心を表している時に見られます。
主なシチュエーションとしては以下のような場面があります。
- 突然の大きな音や見慣れない物が近くにある時
- ケージの掃除や環境が変わった時
- 他のデグーへの威嚇・縄張り主張の時
- 飼い主に抱っこされたくない時
- 「早くご飯を持ってこい!」という催促の時
野生では、天敵が近くにいることを仲間に知らせるための「警戒信号」として機能します。
飼い主が新しい服を着ていたり、見慣れない物をケージ近くに置いたりした際によく起こるため、「そんなことで?」と思わず笑えてしまう場面もあります。
スタンピングが続く場合は、環境に変化がないか確認してあげましょう。
歯をカチカチ鳴らす|リラックス?それとも威嚇?
デグーが「カチカチ」「チリチリ」と歯を鳴らす行動は、状況によって全く異なる意味を持ちます。
同じ歯ぎしりでも、音のトーンや状況を見極めることが大切です。
| 状況 | 音の特徴 | 意味 |
|---|---|---|
| 撫でている時・膝の上 | 静かなカチカチ | リラックス・満足感 |
| ケージ内で横になっている時 | 小さくゆっくり | 眠気・安心感 |
| ケージ外から触ろうとした時 | 大きくカチカチ | 威嚇・拒絶 |
| 突然大きな音がした後 | 急に激しく | 驚き・警戒 |
特に飼い主の膝の上でうっとりしながらカチカチ言っている状態は、猫のゴロゴロと同じような「満足のサイン」です。
一方、威嚇の歯ぎしりは明らかに音が大きく、体も硬直していることが多いため区別は比較的容易です。
毛づくろいの押し付け合い|仲良しの証拠
複数のデグーを飼育している場合、互いに毛づくろいをし合う「アログルーミング」という行動がよく見られます。
一方が「頭をなめてくれ」とばかりに相手の鼻先に頭を突き出し、相手がそれに応えてなめ始める様子は非常に微笑ましいものです。
この行動は社会的な絆の強さを示しており、仲良しの証拠と言えます。
時には「なめてくれよ!」と強引に頭を押し付ける様子も見られ、相手のデグーが困惑した表情をすることも。
また、飼い主に対しても同じ行動を示すことがあります。
手や指をなめてくれたり、頭を押しつけてきたりする場合は、飼い主をデグーの仲間として認識している証拠です。
デグーは野生でも群れで生活する社会性の高い動物であり、グルーミングは群れの結束を強める重要なコミュニケーション手段です。
突然のフリーズ|何かを察知して情報収集中
元気に走り回っていたデグーが、突然ピタッと動きを止めて彫刻のように固まる——これが「フリーズ行動」です。
この行動は、周囲の音や気配に反応して情報を収集している状態です。
野生では天敵の接近を察知するための重要なサバイバル行動であり、静止することで自分の存在を隠しながら状況を判断します。
フリーズ中のデグーは、両耳をピンと立て、目を大きく開いて周囲をキョロキョロと確認しています。
フリーズの引き金となりやすいものとしては以下が挙げられます。
- 遠くから聞こえる車や工事の音
- 別の部屋からの人の声
- テレビや音楽の急な音量変化
- 飼い主の急な動き
- 猛禽類の鳴き声(テレビ内の音も含む)
数秒から数十秒でフリーズが解除されれば問題ありません。
「何に驚いたんだろう?」と観察するのも、デグー飼育の楽しみの一つです。
飼い主の服に潜り込む|暗くて狭い場所が大好き
放し飼いや部屋んぽ(室内散歩)をさせていると、デグーが飼い主の服の袖やポケット、フードなどに無理やり潜り込もうとすることがあります。
これはデグーの「巣穴志向」本能によるもので、暗くて狭い場所に安心感を覚えるためです。
野生では岩の割れ目や地下に掘った巣穴が生活拠点であり、その本能が飼育下でも色濃く残っています。
飼い主の服に潜り込む行動には、さらに大切な意味があります。
それは「飼い主の体温やにおいが心地よく、安心できる」という信頼と愛着の表れです。
完全に懐いたデグーほど、この行動が顕著に見られます。
ただし、服の中に潜り込んだまま飼い主が立ち上がると落下の危険があるため、動く際は必ずデグーの位置を確認しましょう。
【レア行動編】見られたらラッキー!デグーの珍しい面白い行動5選

日常的な行動に加えて、タイミングや条件が重なった時にしか見られないレアな行動も存在します。
これらの行動を目撃できたあなたはラッキーです。
それぞれの行動の条件や意味を知っておくと、次に出会った時の感動もひとしおです。
ポップコーンジャンプ|嬉しすぎて弾ける瞬間
突然、デグーが地面から跳び上がり、体をくねらせながら連続でピョンピョン跳ねる行動を「ポップコーンジャンプ」と呼びます。
これはモルモットでよく知られる「ポップコーニング」と同様の行動で、極度の喜びや興奮状態を表しています。
見られやすい場面としては、ケージから出してもらった直後や、大好きなおやつをもらった後、久しぶりに遊んでもらえた時などです。
まるでポップコーンがはじけるように跳ね回る様子は、「うれしすぎて体がコントロールできない!」という状態の表れです。
この行動が見られたら、それはデグーが「最高に幸せ!」と感じているサインです。
飼育環境が充実していて、デグーが心身ともに健康な状態にある証拠と言えるでしょう。
仰向けで爆睡|究極の信頼ポーズ
デグーが腹を天井に向けて仰向けになり、四肢をだらりと伸ばして眠る姿は、「究極の信頼ポーズ」と呼ばれます。
野生動物にとって腹部は最も無防備な場所であり、ここを外敵にさらすことは通常考えられません。
つまり仰向けで眠るデグーは、「この場所は安全だ」「天敵の心配が全くない」と判断している状態です。
飼い主の膝の上や手の平で仰向け寝をしてくれる場合は、飼い主への絶対的な信頼の表明と言えます。
この姿を見た飼い主が「かわいすぎて動けない!」と固まってしまうのもデグーあるあるです。
頻繁に見られる行動ではありませんが、リラックスできる環境を整え、十分な信頼関係を築くことで目撃確率が上がります。
ピルピルと歌う|オスの求愛ソング
デグーが「ピルルル、ピルルル」「ウィーウィー」のような独特のメロディを繰り返す行動は、オスによる求愛行動の一つです。
デグーは「アンデスの歌うネズミ」とも呼ばれるほど豊かな鳴き声を持ち、研究によると約15〜20種類以上の異なる鳴き声でコミュニケーションをとると言われています。
その中でも求愛の歌は特に複雑で、メスに対してオスが独自のメロディを披露します。
この鳴き声は繁殖期や、メスのデグーをケージ越しに見た時などに聞かれます。
また、オスだけでなくメスも特定の鳴き声でコミュニケーションをとるため、複数飼育をしているとデグーたちの「会話」を楽しめます。
「うちの子、歌い出した!」という瞬間は、デグー飼い冥利に尽きる体験です。
おやつを隠す|貯食本能が発動中
デグーにおやつを渡すと、食べずに口の中に詰め込んでケージの隅や巣材の下に隠す行動が見られることがあります。
これは「貯食(ちょしょく)行動」と呼ばれる野生の本能から来るものです。
野生のデグーは食料が乏しい季節に備えて食べ物を巣穴に溜め込む習性があり、その本能が飼育下でも残っています。
頬袋が発達していないデグーは、食べ物を口の中でうまく運ぶために、前歯でくわえながら移動します。
隠し場所を忘れてしまったり、後から戻って見つけられなかったりする様子も観察されており、微笑ましいエピソードの宝庫です。
隠された食べ物は腐敗防止のために定期的にケージ清掃で取り除くことが大切です。
特に生野菜や果物などは傷みが早いため注意しましょう。
飼い主の手を巣材として引っ張る
放し飼い中や手を差し伸べた時に、デグーが飼い主の指や手をくわえて自分の巣箱の方向に引っ張ろうとする行動があります。
この行動は、飼い主の手を「巣材」として認識しているか、「一緒に巣に来て!」と誘っているサインです。
つまり、飼い主をデグーの群れの一員(家族)として完全に受け入れている状態と言えます。
噛む強さは通常ごく弱く、引っ張るというよりは優しく誘導するような感覚です。
痛みを感じるような強さで噛む場合は意味が異なる可能性がありますが、優しいコンタクトであれば最高の信頼のサインです。
初めてこの行動を経験した飼い主の多くが「自分が選ばれた!」と感動するのが、デグー飼育の醍醐味の一つです。
【要注意】面白いけど実は心配なデグーの行動3選と対処法

デグーの行動の中には、一見面白おかしく見えても、実はストレスや健康上の問題を示しているものがあります。
飼い主として、正常な行動と要注意行動をしっかり見分けることが大切です。
以下の3つの行動が見られた場合は、早めに対処しましょう。
同じ場所をグルグル回り続ける(常同行動)
デグーがケージの中の同じルートをひたすらグルグルと回り続けたり、同じ動作を繰り返したりする行動を「常同行動(ステレオタイピー)」と呼びます。
これは慢性的なストレスや退屈、不十分な飼育環境によって引き起こされる問題行動です。
主な原因としては以下が考えられます。
- ケージが狭すぎて運動・探索が制限されている
- 長時間一人での飼育による孤独感
- 刺激が少ない単調な環境
- 十分な運動量が確保できていない
対処法としては、まずケージを広いものに変更し、回し車・齧り木・トンネルなどの環境エンリッチメントを充実させることが効果的です。
可能であれば2匹以上の飼育に切り替えることも、精神的な安定に大きく貢献します。
改善しない場合や症状が重い場合は、エキゾチックアニマルを診られる動物病院に相談することをお勧めします。
自分の毛をむしる・かじる
デグーが自分の毛を抜いたり、体をかじる「オーバーグルーミング(過剰毛づくろい)」は、複数の原因が考えられます。
- ストレス:環境の変化、過密飼育、騒音など
- 皮膚疾患:真菌感染、ダニ、アレルギーなど
- 栄養不足:ビタミンやミネラルの欠乏
- 複数飼育での毛引き:同居個体が毛を引っ張る場合も
毛が明らかに薄くなっていたり、皮膚が赤くなっていたりする場合は皮膚疾患の可能性が高いため、速やかに動物病院を受診してください。
ストレス性の場合は、環境改善(ケージの広さ、騒音対策、飼育頭数の見直し)が有効です。
軽度の毛づくろい程度であれば問題ありませんが、明らかに脱毛している・同じ箇所を繰り返しかじる場合は要注意です。
急に攻撃的になった・噛むようになった
今まで大人しかったデグーが急に噛むようになったり、飼い主の手に向かって攻撃してくる場合、何らかの原因で行動が変化したと考えられます。
主な原因として以下が挙げられます。
- 体の痛みや不調:触られると痛い場所がある場合に攻撃的になる
- 発情期・ホルモン変化:特にオスは発情期に攻撃性が増す
- 環境の急変:引越し、新しいペット、家族構成の変化
- 信頼関係の崩れ:乱暴な扱いや強いストレス体験
まず体のどこかを痛がっていないかを確認し、不自然な姿勢・体重の減少・食欲不振を伴う場合は獣医師への相談が最優先です。
発情期によるものであれば、一時的に落ち着く場合も多いです。
信頼関係の再構築には、強制的に触らず、デグーのペースで近づく時間を丁寧に積み重ねることが重要です。
デグーが面白い行動をする理由|知っておきたい基本の習性

デグーのユニークな行動の数々には、野生で生きるための本能と高度なコミュニケーション能力が隠されています。
行動の背景を理解することで、デグーとの関係がより豊かになります。
野生のデグーから受け継いだ本能的な行動パターン
デグー(学名:Octodon degus)は、南米チリのアンデス山脈の麓から海岸地帯に分布する齧歯類です。
野生では5〜10頭の群れを作り、地下に複雑なトンネルを掘って生活します。
この野生での生態が、飼育下の行動に直結しています。
- 巣穴志向:狭い場所への潜り込み、隠れ場所を求める行動
- 群れ志向:社会的なグルーミング、鳴き声によるコミュニケーション
- 警戒本能:フリーズ、スタンピングによる危険の伝達
- 貯食本能:食べ物を隠す・運ぶ行動
- 高運動量:回し車や広いケージを必要とする活発さ
デグーは乾燥地帯の動物であるため、湿気に弱く・砂浴びで体を清潔に保つという特性も、砂浴び行動の激しさの理由です。
野生での生活様式を知ることで、適切な飼育環境の整え方のヒントも得られます。
「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれる表現力の秘密
デグーは「アンデスの歌うネズミ(Singing mouse of the Andes)」という愛称を持つほど、豊かな鳴き声と表現力が特徴です。
研究によると、デグーは15〜20種類以上の異なる音声を使い分け、仲間とコミュニケーションをとることが確認されています。
主な鳴き声の種類と意味を以下に示します。
- ピーピー(高音):警戒・危険の知らせ
- チュチュ・クックック:仲間への呼びかけ・挨拶
- ピルルル(メロディアス):求愛・満足感
- ウィーウィー:不満・要求
- カチカチ(歯ぎしり):リラックスまたは威嚇(状況による)
この豊かな音声コミュニケーションは、群れで天敵から身を守り、繁殖を成功させるために進化した能力です。
飼い主が日々の声かけを続けることで、デグーは飼い主の声を識別し、名前を呼ぶと反応するようになることも珍しくありません。
行動を理解すればデグーの気持ちがわかる
デグーの行動は、すべて何らかの「感情・欲求・本能」の表れです。
行動の意味を知ることで、デグーのストレスサインを早期発見し、健康管理に役立てることができます。
また、「なぜこの行動をするのか」を理解することは、飼い主としての愛着をより深めることにもつながります。
デグーは知性が高く問題解決能力も備えており、一部の研究では人間の3歳児に匹敵する認知能力を示すとも言われています。
この高い知性が、豊かな行動レパートリーと表現力を生み出しているのです。
デグーの面白い行動をもっと引き出す3つのコツ

デグーの魅力的な行動をより多く観察するためには、環境と観察のタイミングが重要です。
以下の3つのコツを実践することで、デグーがより活発に個性を発揮してくれるようになります。
観察のベストタイミングは早朝と夕方〜夜
デグーは薄明薄暮性の動物であり、日の出前後の早朝と日没後の夕方〜夜にかけて最も活動的になります。
この時間帯を狙って観察することで、回し車全力ダッシュ・ポップコーンジャンプ・社会的グルーミングなど、さまざまな行動を目撃できる確率が格段に上がります。
具体的なベスト観察タイムは次の通りです。
- 早朝(6:00〜8:00):起き抜けの活発な探索行動・砂浴び・食事
- 夕方〜夜(18:00〜22:00):回し車・追いかけっこ・グルーミング・鳴き声
昼間は比較的おとなしい時間帯ですが、急な物音などがあれば反応してくれることもあります。
観察の際は急な動きや大きな声を避け、静かに見守ることで自然な行動を引き出せます。
リラックスできる環境づくりが行動を豊かにする
デグーが豊かな行動を見せるためには、まず安心してリラックスできる環境が不可欠です。
ストレスを感じているデグーは行動が萎縮し、面白い行動を示してくれません。
環境整備のポイントをまとめます。
- ケージの広さ:最低でも幅60cm×奥行45cm以上、高さも十分に確保
- 隠れ家の設置:安心できる巣箱を複数配置する
- 温度・湿度:室温20〜25℃、湿度40〜60%が目安
- 騒音対策:テレビや大音量の音楽はできるだけ避ける
- 複数飼育:可能であれば2匹以上で飼育し孤独感を解消する
特に複数飼育はデグーの精神的健康に大きく貢献します。
単独飼育でも飼い主が積極的に関わることでカバーできますが、同種のデグーとの社会的交流は本来の行動を最大限引き出します。
適度な刺激と新しい体験で探索行動を促す
デグーは知性が高いため、単調な環境では刺激が不足し、常同行動やストレスのリスクが高まります。
環境エンリッチメント(豊かさ向上のための工夫)を取り入れることで、探索行動や遊び行動を活発に引き出せます。
具体的なアイデアを紹介します。
- 新しいおもちゃの定期的な入れ替え:木製のおもちゃ、吊るし系おもちゃなど
- フォージング(餌探し)の設置:おやつを隠したり、巣材に混ぜて探させる
- 部屋んぽの実施:安全な部屋での自由な探索(週数回)
- 新しい巣材の提供:ティッシュや乾燥した葉など安全な素材
- 段ボールや紙袋の設置:ガサガサ探索本能を刺激する
一度に環境を大きく変えると逆にストレスになるため、少しずつ変化を加えるのが成功のコツです。
デグーの面白い行動に関するよくある質問

デグーの行動について、飼い主からよく寄せられる質問をまとめました。
Q. デグーが夜中に暴れるのは普通ですか?
A: 普通です。デグーは薄明薄暮性の動物で、夕方〜夜に活発になります。回し車の音や走り回る音は正常な行動です。静音ホイールの導入と、ケージを寝室から離すことで対処できます。
Q. 2匹で追いかけっこしているのはケンカ?
A: 多くの場合は遊びです。鳴き声が激しくない・噛みつく・毛が飛ぶなどの様子がなければ心配いりません。ただし、追われているデグーが必死で逃げ疲弊している場合はいじめの可能性があるため、継続的な観察が必要です。
Q. 急に走り回った後にピタッと止まるのはなぜ?
A: これはフリーズ行動です。走り回った興奮状態から、何かの音や気配を感知して情報収集に切り替えた状態です。数秒〜十数秒で解除されれば正常です。長時間続く場合は周囲の環境を確認しましょう。
Q. ケージの金網をかじり続けるのは問題?
A: 要注意です。金網かじりはストレスや退屈のサインであることが多く、常同行動の一つです。ケージを広いものに変更し、齧り木や木製おもちゃを充実させることで改善を目指しましょう。歯の欠損にもつながるため、早めの対処が重要です。
Q. 飼い主を見ると鳴くのはどんな意味?
A: 「おやつちょうだい!」「遊んで!」「ケージから出して!」という要求や呼びかけのサインです。飼い主を認識して声でコミュニケーションをとっている証拠であり、十分に懐いている状態です。名前を呼んで応えてあげると、さらに信頼関係が深まります。
まとめ|デグーの行動を理解してもっと仲良くなろう

デグーの面白い行動15選と、その行動の意味・背景について解説しました。
最後に、重要なポイントを整理します。
- 日常の行動(砂浴び・足ダン・フリーズなど)には、野生から受け継いだ本能と感情表現が込められている
- レアな行動(ポップコーンジャンプ・仰向け寝など)は、デグーが幸せで安心していることのサイン
- 常同行動・過剰毛づくろい・突然の攻撃性はストレスや健康問題のシグナルであり、早めの対処が必要
- 豊かな行動を引き出すには、適切な環境・複数飼育・定期的な刺激の3つが鍵
- 行動の意味を知ることが、デグーとの絆をより深める第一歩
デグーは小さな体に大きな個性と豊かな感情を持つ、非常に魅力的な動物です。
毎日の観察を楽しみながら、デグーとの特別な関係を育んでいきましょう。
「あれ、うちの子も同じことしてた!」と共感できる行動があれば、それはあなたとデグーとの素晴らしい絆の証拠です。


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