「パイドデグーってどんな見た目なの?」「どこで買えるの?値段はいくら?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではデグーのパイドカラーについて徹底的に解説します。パイドとは白い斑点が入った独特のまだら模様が特徴のカラーバリエーションで、個体ごとに柄が異なる一点ものの魅力があります。特徴・値段・入手方法・遺伝の仕組みまで、パイドデグーに関するすべての疑問にお答えします。
パイドデグーの特徴と見た目|白い斑点が入った美しい毛色パターン

パイドデグーは、ベースとなる毛色に白い斑点(まだら模様)が入った、非常に個性的な見た目を持つカラーバリエーションです。
通常のデグー(アグーチ)が均一な茶褐色をしているのに対し、パイドは白とベースカラーが混在するため、見た目のインパクトが大きく、ペットとして非常に人気があります。
模様の出方は個体によって大きく異なり、顔の周り・背中・お腹・四肢など、どの部位にどれだけ白が入るかはそれぞれ異なります。
白い部分が多い個体をハイパイド、少ない個体をローパイドと呼ぶこともあり、模様のバリエーションは無数に存在します。
パイドの定義|「まだら模様」を意味する毛色パターン
「パイド(Pied)」とは英語で「まだら模様」「二色以上の色が混在する」という意味を持つ言葉です。
鳥類や他のペットの世界でも同様に使われる用語で、特定の一色ではなく、白と他の色が不規則に混在している毛色・羽色を指します。
デグーにおけるパイドは、特定の部位でメラニン色素が産生されなくなることで生まれる模様であり、これは遺伝子レベルでの色素生成の変化によって引き起こされます。
重要な点として、「パイド」はあくまで模様のパターンを表す言葉であり、ベースとなる毛色(アグーチ・ブルー・サンドなど)と組み合わせて「アグーチパイド」「ブルーパイド」のように表記されることが多いです。
パイドの白い部分は完全に色素が欠けた状態(白色)であることが多く、アルビノとは異なり目が赤くなることはありません。
パイドの模様は個体ごとに違う|世界に一匹だけの柄
パイドデグーの最大の魅力の一つが、個体ごとに模様がまったく異なるという点です。
同じ親から生まれた兄弟であっても、白い模様の位置・大きさ・形はそれぞれ異なります。
白が顔の半分に入る個体、背中に大きな白いパッチがある個体、しっぽの先だけが白い個体など、まさに「世界に一匹だけ」の唯一無二の柄を持つのがパイドの醍醐味です。
この個体差こそが、パイドデグーを選ぶ楽しさの一つです。ショップやブリーダーを訪問した際に、気に入った模様の子を直接選ぶことができます。
ただし、生後間もない時期と成体では模様の見え方が若干変わる場合もあるため、成長後の変化についても販売者に確認しておくと安心です。
パイドの種類|ブルーパイド・アグーチパイド・サンドパイドの違い
パイドはベースカラーとの組み合わせによって複数の種類が存在します。代表的なのは以下の3種類です。
- アグーチパイド:茶褐色のアグーチカラーに白い模様が入ったタイプ。最もよく見られるパイドで、ナチュラルな雰囲気が特徴。
- ブルーパイド:グレーがかったブルーカラーに白が混在するタイプ。クールな印象で人気が高く、希少性もやや高め。
- サンドパイド:クリーム~ベージュ系のサンドカラーに白が入ったタイプ。淡い色合いが優しい印象を与え、女性に人気。
さらに近年では、ブルーサンドパイドのような複数のカラー遺伝子が組み合わさった複合型カラーのパイドも登場しており、カラーバリエーションはますます多様化しています。
どのタイプを選ぶかは純粋に見た目の好みで決めてよいですが、希少性の高いカラーほど価格が上がる傾向があります。
パイドと他の毛色の違い|アグーチ・ブルー・サンドと比較

デグーには多くの毛色バリエーションがありますが、パイドは「まだら模様」という点で他のカラーと明確に異なります。
ここでは主要なカラーとパイドの違いを比較してみましょう。
| カラー | 特徴 | 白い模様 | 希少性 |
|---|---|---|---|
| アグーチ(ノーマル) | 茶褐色の単色 | なし | 低(最も一般的) |
| ブルー | グレー系の単色 | なし | 中 |
| サンド | クリーム~ベージュの単色 | なし | 中 |
| パイド(各種) | 上記カラーに白い斑点が混在 | あり(個体差大) | 高 |
アグーチ(ノーマル)との違い
アグーチはデグーの最も基本的かつ一般的な毛色で、野生のデグーに近い茶褐色をしています。
アグーチとパイドの最大の違いは、白い模様の有無です。アグーチは全身が均一な茶褐色で、白い部分は存在しません。
アグーチパイドは、このアグーチカラーをベースに白い斑点が入った個体を指します。茶色と白のコントラストがはっきりしており、見た目の印象が大きく異なります。
価格面では、アグーチが最も安価(3,000〜8,000円程度)であるのに対し、アグーチパイドは希少性から10,000円以上になることが一般的です。
流通量はアグーチが圧倒的に多く、パイドは限られたペットショップやブリーダーでしか出会えないことも多いです。
ブルー・サンドとの違い
ブルーはグレーがかった落ち着いた色合い、サンドはクリーム色に近い明るい色合いで、どちらも単色(ソリッドカラー)として分類されます。
ブルーパイドはブルーカラーに白が入ったもの、サンドパイドはサンドカラーに白が入ったものです。
ブルーやサンドの単色個体と比べると、パイドタイプは同カラーでも希少性が高く、価格も割高になります。
例えば、ブルーの単色が10,000〜15,000円程度であるのに対し、ブルーパイドは15,000〜25,000円以上になることもあります。
見た目の好みで言えば、淡いサンドカラーに白が入ったサンドパイドは全体的に明るく柔らかい印象を与え、ブルーパイドは落ち着いたシックな雰囲気を持ちます。
パイドデグーの値段・価格相場

パイドデグーの購入を検討している方にとって、価格相場の把握は重要なステップです。
ここでは2026年現在の市場価格を参考に、パイドの価格帯と価格が変動する要因について詳しく解説します。
パイドの価格帯は10,000〜25,000円が目安
パイドデグーの価格は、一般的に10,000円〜25,000円程度が相場となっています。
参考として、各カラーの価格帯を比較してみましょう。
- アグーチ(ノーマル):3,000〜8,000円
- ブルー・サンド(単色):8,000〜15,000円
- アグーチパイド:10,000〜18,000円
- ブルーパイド・サンドパイド:15,000〜25,000円
- 複合カラーパイド(ブルーサンドパイドなど):20,000〜30,000円以上
これらはあくまで目安であり、個体の模様の珍しさや販売元によって大きく異なる場合があります。
なお、デグーの購入費用以外にも、ケージ・餌・床材・病院代などの初期費用として別途15,000〜30,000円程度かかることも頭に入れておきましょう。
価格が変動する要因(希少性・模様・販売元)
パイドデグーの価格が変動する主な要因は以下の通りです。
①希少性の高さ:ブルーサンドパイドのような複数のカラー遺伝子が絡む個体は、生まれる確率が非常に低いため価格が高くなります。
②模様の美しさ・バランス:白い模様が顔に対称的に入っていたり、特に目を引くユニークな模様の個体は、同じカラーでも高値がつくことがあります。
③白色の面積(パイド率):白い部分が多いハイパイドは視覚的なインパクトが強く、希少性が高いため高価な傾向があります。
④販売元の違い:大手ペットショップよりも専門ブリーダーや専門店のほうが価格が高い場合もありますが、血統管理や健康管理が行き届いていることが多いです。
⑤年齢・性別:若い個体(生後1〜3ヶ月)は人気が高く価格が高めですが、成体は価格が下がることもあります。また性別によっても若干差が出る場合があります。
パイドデグーはどこで買える?入手方法3つを比較

パイドデグーを入手する方法は主に3つあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の状況に合った方法を選びましょう。
ペットショップで探す
ペットショップはアクセスしやすく、直接個体を見て購入できるのが最大のメリットです。
ただし、デグーを扱うペットショップ自体がまだ少なく、パイドとなるとさらに出会える確率は下がります。
大型のペットショップチェーン(コジマ・ペッツファースト・ペットプラスなど)では取り扱う可能性がありますが、店舗によって在庫状況は大きく異なります。
探し方のコツとしては、事前に電話やSNSで在庫確認をするのが効率的です。「パイドデグー 入荷情報」などでSNS検索すると、ショップのアカウントで入荷情報を発信しているケースもあります。
購入時には生体の健康状態・飼育環境・アフターサポートの有無をしっかり確認しましょう。
ブリーダーから直接購入する
ブリーダーからの直接購入は、パイドデグーを入手するうえで最もおすすめの方法の一つです。
ブリーダーのメリットは以下の通りです。
- 親の情報(毛色・健康状態・性格)が把握できる
- 血統管理がしっかりしており、遺伝的疾患リスクを低減できる
- 飼育のアドバイスをもらえる
- 希望のカラー・模様の個体を予約できる場合がある
ブリーダーを探す方法としては、「デグー ブリーダー」でWeb検索するほか、X(旧Twitter)やInstagramで「#デグーブリーダー」「#パイドデグー」などのハッシュタグを検索すると、個人ブリーダーが発信している情報にたどり着けます。
ただし、個人ブリーダーとの取引は信頼性の確認が重要です。実績・レビュー・飼育環境などを事前にしっかり確認してから取引を進めましょう。
里親募集サイトで探す
費用を抑えてパイドデグーをお迎えしたい方には、里親募集サイトを利用する方法もあります。
里親募集では、元の飼い主が諸事情でデグーを手放す際に新しい飼い主を探すケースが多く、譲渡費用が無料〜数千円程度であることがほとんどです。
代表的なサービスとしては「ハグー」「ジモティー」などのプラットフォームが挙げられます。
里親募集でパイドが見つかる可能性はそれほど高くありませんが、根気強く検索していると出会えることもあります。
里親を迎える際は、前の飼育環境・健康状態・性格・既往歴などをしっかり確認しましょう。元の飼い主からできるだけ詳細な情報を引き継ぐことが大切です。
パイドは流通量が少ない|予約・取り寄せも検討を
パイドデグーはノーマルカラーと比べて流通量が非常に少なく、探しても見つからないケースも多いです。
その場合は以下の方法を試してみましょう。
- ペットショップへの入荷予約・取り寄せ依頼:希望のカラー・模様を伝えておくと、入荷した際に連絡してもらえる場合があります。
- ブリーダーへの出産予約:繁殖予定がある場合に事前に予約しておく方法です。生まれた子の中から選べることもあります。
- SNSでの情報収集:X(旧Twitter)やInstagramで「パイドデグー 販売」「パイドデグー 子デグー」などで検索すると、最新の販売情報にアクセスできます。
- 爬虫類・小動物イベントへの参加:全国各地で開催される小動物イベント(東京レプタイルズワールド・ハムフェスタなど)では、ブリーダーや専門店が出展し、珍しいカラーのデグーに出会えることがあります。
焦らず気長に探すことが、理想のパイドデグーに出会う近道です。
パイドデグーをお迎えする際のチェックポイント

いざパイドデグーと出会えたとき、衝動的に購入してしまう前にしっかりと確認しておくべきポイントがあります。
健康な個体を選ぶことと、信頼できる販売元から購入することが、長く幸せに暮らすための基本です。
健康な個体を見分ける5つのポイント
デグーをお迎えする際には、以下の5つのポイントを実際に確認しましょう。
- 目の輝きと状態:目がぱっちりと開いており、目やにや涙が出ていないか確認します。目が濁っていたり半開きの場合は体調不良のサインです。
- 毛並みと皮膚の状態:毛がつやつやしており、脱毛・フケ・かさぶたがないか確認します。毛並みが乱れている場合はストレスや皮膚疾患の可能性があります。
- 鼻・口周り:鼻水や鼻詰まりがないか、口周りに傷や腫れがないか確認します。くしゃみを繰り返している場合は呼吸器疾患の疑いがあります。
- 体型と体重:肋骨が触ってわかるほど痩せていないか、お腹が異常に膨らんでいないか確認します。適切な体重は成体で170〜300g程度です。
- 動作・活発さ:ケージ内で活発に動いているか、物音や手に対して反応するか確認します。動きが鈍い・ぐったりしている個体は避けましょう。
可能であれば、購入後すぐに動物病院で健康診断(費用の目安:2,000〜5,000円)を受けることも強く推奨します。
信頼できる販売元の見分け方
悪質な業者から購入してしまうと、病気の個体を掴まされたり、十分なアフターサポートが受けられないリスクがあります。
信頼できる販売元を見分けるポイントは以下の通りです。
- 飼育環境の清潔さ:ケージが清潔で、水・餌が適切に管理されているか確認します。不衛生な環境は病気のリスクを高めます。
- 飼育知識の豊富さ:スタッフやブリーダーがデグーについての知識をきちんと持っており、質問に丁寧に答えてくれるかどうかが重要です。
- 動物取扱業の登録:日本国内でペットを販売するためには動物取扱業の登録が法律で義務付けられています。登録番号の提示ができるか確認しましょう。
- アフターサポートの有無:購入後に困ったことがあったとき相談に乗ってもらえるか、体調不良時の対応はどうかなどを事前に確認しましょう。
- 口コミ・評判の確認:GoogleレビューやSNSでの評判を事前に確認しておくことも有効です。
なお、動物の販売に関する法律については環境省:動物の愛護と適切な管理のページで確認できます。
パイドデグーの遺伝の仕組み【かんたん解説】

「なぜパイド模様が生まれるのか」「繁殖させるとどうなるのか」という疑問を持つ方も多いでしょう。
ここではパイドの遺伝の仕組みについて、難しい専門用語を使わずにわかりやすく解説します。
なぜパイド模様が生まれるのか
パイド模様が生まれる原因は、メラニン色素の生成・分布に関わる遺伝子の変異にあります。
通常のデグーは全身にメラニン色素が均一に分布していますが、パイドでは特定の部位でメラニン色素が作られなくなることで、その部分が白くなります。
パイド遺伝子は常染色体劣性遺伝(または不完全優性)として遺伝するとされており、両親からそれぞれパイド遺伝子を受け継いだ場合にパイド模様として発現します。
どの部位にどれだけ白が出るかは、遺伝子以外の要因(発生過程のランダム性など)にも影響されるため、同じ遺伝子型でも模様は個体ごとに異なります。
これが「世界に一匹だけの柄」が生まれる科学的な理由です。
パイド同士の繁殖は注意が必要?
パイド同士を掛け合わせると、より多くのパイド個体が生まれる可能性がありますが、注意すべき点があります。
一部のパイド遺伝子の組み合わせでは、致死遺伝子(ホワイトフェイス致死など)が関わる場合があり、ホモ接合(同じ遺伝子を両方から受け継いだ個体)になると生存が困難になるケースが報告されています。
これはデグーに限らず、他の動物(ジャンガリアンハムスターのパール遺伝子、ゴールデンハムスターのドミナントスポット遺伝子など)でも同様に見られる現象です。
デグーのパイド遺伝子についての研究はまだ発展途上であり、すべてが解明されているわけではありません。
繁殖を考えている場合は、必ず知識のある専門ブリーダーや獣医師に相談することを強くお勧めします。ペットとして愛玩するだけであれば、遺伝の知識はそれほど深く知らなくても問題ありません。
パイドデグーに関するよくある疑問Q&A

パイドデグーについてよく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。
毛色によって性格は変わる?
Q. パイドデグーはノーマルと比べて性格が違う?
A: 毛色と性格の間に科学的な関連性は確認されていません。デグーの性格は毛色ではなく、個体差・生育環境・社会化の度合いによって決まります。パイドだから臆病、あるいは人懐っこいといった傾向は特になく、同じパイドでも性格は様々です。お迎え後にコミュニケーションを丁寧に取ることで、どのカラーの子でも人に慣れてくれます。
パイドは病気になりやすい?寿命に影響はある?
Q. パイドは遺伝的に病気になりやすかったり、寿命が短い?
A: 一般的に、適切な繁殖管理のもとで生まれたパイドデグーは、ノーマルカラーと同程度の健康状態・寿命(平均5〜8年)を持つとされています。ただし、先述のように不適切なパイド同士の掛け合わせから生まれた個体は遺伝的リスクを抱える可能性があります。信頼できるブリーダーや販売元から購入することで、こうしたリスクを最小限に抑えられます。
パイドの模様は成長で変わる?
Q. 子デグーのときと大人になったとき、模様は変わる?
A: 基本的にパイドの模様パターンは成長しても大きく変わりません。ただし、毛の生え変わりによって白い部分の見え方が若干変化することはあります。また、子デグーのときは毛が細く密度も低いため、成体になると模様がよりはっきり見えるようになることもあります。購入時に販売者へ成長後の模様の変化について確認しておくと安心です。
パイドは希少?人気の毛色ランキング
Q. デグーの毛色の中でパイドはどのくらい希少なの?
A: パイドはデグーの毛色の中では希少性の高いカラーに分類されます。一般的な人気・流通量ランキングのイメージとしては以下の通りです。①アグーチ(最も一般的)→②サンド・ブルー(中程度)→③パイド各種(希少)→④複合カラーパイド(最も希少)。人気という面ではパイドは非常に人気が高く、見かけたときにはすぐに売れてしまうケースも多いです。
まとめ|パイドデグーは見た目の好みで選んでOK!

この記事では、デグーのパイドカラーについて特徴・価格・入手方法・遺伝の仕組みまで幅広く解説しました。最後に要点をまとめます。
- パイドとは白い斑点が入ったまだら模様のこと。模様は個体ごとに異なり、世界に一匹だけの柄を持つ。
- 種類は主に3つ:アグーチパイド・ブルーパイド・サンドパイドがあり、価格や希少性が異なる。
- 価格相場は10,000〜25,000円が目安。希少性・模様・販売元によって変動する。
- 入手方法はペットショップ・ブリーダー・里親募集の3つ。流通量が少ないため予約・SNS活用が有効。
- 毛色と性格・寿命に直接の関係はない。健康な個体を信頼できる販売元から選ぶことが最重要。
パイドデグーは見た目のユニークさと希少性から多くのデグーファンに愛されている存在です。
毛色によって性格や健康面に大きな差はありませんので、純粋に見た目の好みで選んで大丈夫です。
理想のパイドデグーに出会えたとき、それがあなたと唯一無二の相棒になる瞬間です。ぜひ焦らず、じっくりと探してみてください。


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